第14回 暴落時の売買は極めて危険

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暴落時の買い(充分に下落してからの買い)は大勝利確定の買いであると、前回申し上げました。しかしそれはあくまでも買いに徹した場合のみの話です。

これに売りが混じると、とたんに危険極まりない行為に大変身してしまいます。暴落時の売りについては、これはまぁさすがに純度100%の愚かな行為なので分かりやすいですよね!しかしそれ以上に愚かしい行為というものが実はあって、それが暴落時の売買です。暴落時は絶対に売りと買いを混ぜてはいけません!

洗浄剤の注意書きにもあるでしょう?「混ぜるな危険!」って(笑)暴落時も売りと買いを混ぜると、あなたの資産をいとも簡単に破壊してしまう危険性があります。

暴落の最中には、株価が激しく(めちゃくちゃ大きい値幅で)アップダウンする局面があります。私もコロナ暴落の際のある期間、一夜にして500万円以上下がったり、次の夜は上がったり、さらに次の夜はまた下がったり、その次はまたまた上がったり、そんな局面を体験しました。

じっとしている限り何の危険もありません。しかしもしこのタイミングで売買を繰り返すと短時間で大損する可能性があります。実際、誰もが知るお金配りで有名な某M澤氏は、この時の売買で数百億円を溶かしています。

暴落は、買い向うことの出来る知恵と勇気のある人に巨大なご褒美をもたらします。

暴落は、買い向かう勇気が無い人でも、じっとしている限り何の危害も及ぼしません。

暴落は、逃げる臆病者に大損させます。

暴落は、慢心して売買する人にとりわけ巨額の損失の可能性を与えます。

暴落時の売りと買いは「混ぜるな危険!」と、くれぐれも憶えておきましょう!買い向かう勇気のある人は買い向かいましょう。買い向かう勇気の無い人はせめてじっとしておきましょう。

積立投資をしている人は、もちろんいつもと変わらず続行です。積立投資は暴落時こそが積み立てていて一番美味しい時期です!何しろ同じ積み立て金額でも、より沢山の株数が買えるわけですから。

(文: UEDA / 挿絵:αβγ)


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