起業家、会社の社長さん、あるいは総合病院の院長先生のような経営者は(失礼ながら)基本的に株式投資が下手くそです。(もちろん例外的な方も少数おられますが)
何かある特定の個別株に投資して「凄い儲かった!」みたいなことを話してるかと思えば、半年くらいすると「もう見限った!」みたいなことを言って全株売却してたりします。
つまり、彼らがやってることは投機(Speculation)であって、投資(Investment)ではないわけです。実は(今は亡き)私の父親もそうでした。
彼らが株式投資が下手な理由は明らかです。彼らはあくまでも「ビジネスの人」だからです。そもそも彼らはビジネス(仕事)が得意で、ビジネスで沢山のお金を稼ぐことが得意な人達なのです。だからわざわざ株式投資などせずともお金を稼げる自信がある。だから(事業投資は大好きかもですが)証券投資にはあんまり興味が持てない。つまり勉強をろくにしていないのです。
だから株式投資をするにしても、自分のヤマカンで個別株を買ったり売ったりする。あるいは某大手 N 証券の営業マンから勧められるがままに株を売買する。そんな調子だからトータルでは彼らはほぼ損をしているはずです。よく「株式投資家の8割は損をする」という俗説がありますが、きっと彼らのことです。
彼らは「株式投資で儲かるかどうかは運だ!」と、なかば本気で信じています。(彼らのやり方では確かに運しかないです)勝つ事もあれば負ける事もあると思っています。つまり完全にギャンブル感覚ですね。
だから投資観も投資哲学もあったもんじゃない。つまり彼らは「本当の投資」を知らないのです。だから当然真の意味での「株式投資でお金を増やす能力」など全く持っていません。ゼロです。もし彼らが株の売買で仮にどれだけ儲かったとしても、それはたまたまであり単なる偶然です。そのうち大損して元の木阿弥に戻るでしょう。
とは言え、かく言う私も昔はそうでした。私もある日ある時、突然投資に目覚めて悟り(?)を開くまでは、彼らと似たり寄ったりでした。だからこそ世の社長さんなど経営者の皆様には声を大にして私は言いたい。
「早く投機から卒業して、本当の投資に目覚めましょう!」
まぁ一度目覚めてみてごらんなさい。絶対間違いなく「ああ!せめてあと10年早く目覚めたかったなぁ!(涙)」と切実に思いますから!すでに正しい株式投資に目覚められた社長さんを私は知っていますが、皆さんそうおっしゃいますもん!私だって目覚めたのは遅いほうだったから、もちろんそう思いましたよ!
「あと◯十年早く目覚めていたら、軽~くヒト桁は今よりも資産額が多かったはずだ!」と。(笑)
と言うわけで、世の社長の皆様!一刻も早く「本当の投資」に目覚めましょう!今の時代の若い人達の中には、幸運にもなんと二十代で、すでに「本当の投資」「正しい投資」に目覚められている人達が沢山いらっしゃるのですから!
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)
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